小さな工夫・コツ

スタンプ式声かけ出席確認

出席ってどうやってとっていますか?
先日見に行った高校の授業。出席の取り方がおもしろかったのでご紹介。

あらかじめこんな出席簿を生徒一人一人に配っておき、
授業の最初に「出席カード出してー」と声をかけます。
そして、順々に一人ひとりの生徒の席をまわりながら、スタンプを押しつつ、
目を合わせ、顔をみて声をかけます。


「こないだ休んでたね、調子悪かった?」
「バスケ部試合勝ったんやって?」
「Aくん、提出物出してやー」
「今日いつも以上に化粧バッチリやな」

と言うような感じ。
他愛ないことを一言交わすだけなのですが、これがとてもいい雰囲気になります。
少し時間はかかるのですが、人と人としてコンタクトをとることで、対集団ではなく、他でもない「あなた」と「あなた」と「あなた」と授業してるんだよ、という空気ができます。

中学や高校のように、担任していないクラスで、学年団も違ったりする場合に、「関係構築」をするのにとてもいい方法だと思いました。
ちょっと時間はかかるのですが、こういうことが授業の質を変えるよなぁ、と。

ちなみに、最初に前回の復習クイズを黒板に書いておき、それを出席カードの裏に書き留めることになっていました。それは重要語句だったりして、テストに出る。みんなそれに答えたり雑談したりしながら先生が出席確認に回っているのを待ちます。

高校は欠席が続くとそれは進級にも関わります。高校生でも、スタンプが溜まっていくってうれしい。「おー、スタンプいっぱい溜まってるね」とかいうと、あまり休まなくなったりするそうです。
そして、出席カードを出してもらうことによって、机の上の気が散るいらないものが片付けられるという効果もあるそうな。