「自分の感情・気持ちを言葉にして、客観化し、自分のコントロールのもとに置く」ということは、どの子にとっても、どの人にとっても、とても重要な力です。
これをやれないと、例えばどんなことが起きるでしょうか?
●感情に乗っ取られて、誰かに暴力をふるってしまう。
●感情を他者と共有できないことによって、苦しいときに誰かに寄り添ってもらったり助けてもらうことも難しくなる。
●自分の言動や、意思決定・判断が、自分のコントロール外のものになってしまう。
●自分の感情を捉えることができないため、他者の感情への想像力も持ちづらい。
セルフコントロールのスキルを高める意味でも、クラス内の友達同士の人間関係づくりの意味でも、ひいてはその子が「自分の人生を自分でハンドリングしていく」ためにも、自分の感情を扱えるようになることは極めて大切です。