ドイツで生まれ、オランダで広がったイエナプラン教育というのが、日本でも徐々に知られるようになってきました。自立と共生を目指すもので、20の原則をもとに学校全体のシステムが組み立てられています。
イエナプランスクールでは、午前の時間に「ブロックアワー」と呼ばれる個別学習の時間があります。日本でも「セレクトタイム」という名称で取り組み始めている先生たちが出てきています。
ブロックアワーは、一人ひとりの子どもたちが週の計画を自分たちで立て(先生がタスク量は調整したりします)、自己コントロールしながら学習をします。
仕事と同じで、やっているうちに自分の得意なところ、不得意なところ、自分にとって効率的な学び方、ラクな方法、楽しくやれる方法が分かってきます。計画を立て(Plan)、やってみて(Do)、振り返りをして( Check)、次週に生かす(Action)を毎週まわすことになるからです。
そうして、子どもたちに力がつき、自立した学習者になっていきます。
また、わからないところは自由に立ち歩いて子ども同士で聞き合い、解決していいというのもブロックアワーの特徴です。(オランダでは、3学年混合の異学年クラスになっているのでさらに活動がスムーズです)
●具体的にはどうするの?
①子どもたちに渡す1週間の計画表をつくる
②子どもたちが1週間の学習計画を立てる(30分〜1時間)
※週末や週の始めにやるとよいです
②子どもたちが、それぞれの計画に沿って、個別に学習を進める
③振り返りをする
国語と算数でだけやる、など一部の科目で導入している先生もいます。
▼詳しくはこちら!
実践している先生のインタビュー(Find!アクティブラーナー)
https://find-activelearning.com/set/1979/con/1973
子どもの育ち&先生の時間を両立させる授業プラン(WLBC関西)
https://goo.gl/Kiafgo